中国時代劇「万華楼～金糸が紡ぐ運命の恋～ 」のあらすじとネタバレの紹介記事です。
8世紀後半の唐。
安史の乱の後。唐の朝廷は反乱を鎮圧するために軍団を率いる有力武将に地域の守りと支配権を与えなんとか反乱勢力を抑え込みました。しかしその結果、地域を守る武将たちは力をつけて、朝廷から半分独立した藩鎮（はんちん）と呼ばれる勢力になってしまいました。
藩鎮が群雄割拠するこの世界で。剣南道は安史の乱の被害を受けず。銀城は山と湖にかこまれた天然の要害にあり平和が保たれた地方都市でした。
古より、蜀（しょく）と呼ばれてきたこの土地は気候もよく絹織物の貿易で栄えていました。
銀城は万華楼（ばんかろう）を堺に上流階級が暮らす北側と、庶民の暮らす南側に分かれていました。
その南側を仕切るのは商組織「竜竹幇（りゅうちくほう）」。その女当主の龍傲一（りゅう・ごういつ）は仲間から頼りにされる逞しい商人。
一方、北側最大の商家で織物業をいとなむ「新絲路（しんしろ）」の幫主・李清流（り・せいりゅう）は。銀城でも注目のイケメン実業家。
性格も生活も違う李清流と龍傲一が出会ったことから物語は動き出します。
番組情報
原題：九流霸主
英語：Jiu Liu Overlord
2020年、中国
全36話
主なキャスト
龍傲一（りゅう・ごういつ）白鹿（バイ・ルー）
李清流（り・せいりゅう） 賴藝（ライ・イー）
李昭（り・しょう） 方逸倫（ファン・イールン）
昇平公主（しょうへいこうしゅ） 鍾祺（チョン・シー）
杜小仙（と・しょうせん） 徐沐嬋（シュー・ムーチャン）
杜長風（と・ちょうふう） 喬新峰（シヤオ・シンフォン）
徳妃（とくひ） 李焯寧（カレン・リー）
元載（げん・さい） 鄭曉寧（ジョン・シヤオニン）
炎彬（えん・ひん） 翟子路（ジャイ・ズールー）
小芹（しょうきん） 侯佩杉（ホウ・ペイシャン）
第1話 万華楼（ばんかろう）での大勝負
銀城の南側では竜竹幇（りゅうちくほう）と蛇幇（じゃほう）の二大勢力が勢力を争っていました。長年の争いに決着をつけるため。2月2日に万華楼（ばんかろう）に集まり商売の利権を巡って勝負をすることになりました。
竜竹幇の前幇主・呂爺と蛇幇の幇主・七眼はさっそく火花をちらします。ところが竜竹幇の新幇主がやって来ません。竜竹幇は竜傲一（りゅう・ごういつ）が新しく新幇主になったばかりでした。竜竹幇の団員たちはあわてて竜傲一を迎えに行くことに。
北側で大人気の絹織物商店・新絲路（しんしろ）を経営する李清流（りせいりゅう）は、万華楼で新作発表会をすることになっていました。
万華楼に向かうため李清流は輿に乗って出発。ところが偶然、竜傲一と出会ってしまいます。李清流と竜傲一は万華楼に到着。
竜竹幇と蛇幇の勝負が始まりました。
途中、竜傲一が誤って李清流の商品を壊してしまい、李清流が竜傲一を捕まえるというアクシデントが発生。結局、李清流は蛇幇が庶民を苦しめているので竜傲一に味方しました。でも彼の言葉には庶民を見下すようなところがありました。
竜傲一は七眼との勝負に勝ち、商売の権利書を得ました。
第2話 盗まれた金糸
蛇幇は竜竹幇に賭けに負け。繭を扱っていた蛇幇の施設が竜竹幇に抑えられてしまいました。七眼は怒って部下たちに奪い返せというのでした。
第六皇子・李昭（りしょう）は万華楼での賭けの様子を見て竜傲一に興味を持ち配下に素性を調べさせていました。そして竜傲一が五雲閣という妓楼にいることを知ります。
新絲路に刺繍に使う金糸が届きました。ところが届いた箱を開けてみると金糸がありません。金糸は盗まれていました。杜小仙は役所に通報しようと言いますが、李清流は金糸が桟橋でなくなったと考え自分で取り戻しに行くのでした。
李清流は犯人のものと思われる服の切れ端をみつけ。犯人が下九流の者だとつきとめます。そして店に切れ端を持ち込み問いただすと店主は五雲閣の者だといいます。
李清流は店主の話を最後まで聞かずに竜傲一のことだと思い込み、五雲閣に乗り込んでいくのでしたが・・・
第3話 二人一緒に
闇市に金糸が出品されていると思い。李清流と竜傲一は競りに参加。李清流は１万両で競りで竜傲一に勝ちました。金糸を買い戻せたと思った李清流でしたが、箱の中にあったのは違う物でした。
李清流は金糸をすり替えたのは竜傲一だと疑います。
李清流は竜傲一を追いかけ捕まえて縛り上げますが、竜傲一はその場にいた李昭に助けを求めますが。李清流は李昭を転倒させてしまい李昭は気絶してしまいます。
李清流は竜傲一は皇子に怪我をさせた罪で逮捕され投獄されてしまいます。そのまま二人は朝まで牢獄で過ごすことになりました。
李清流は竜傲一が投獄されたという知らせを聞いた七眼は喜びます。実は金糸を盗んだのは七眼で竜傲一と李清流が対立するように仕向けたのです。
炎彬と小芹は二人が投獄されたのを知りました。そして炎彬は小芹が竜傲一に会いたがっているのを知ると、小芹とともに李清流のコネを使って牢獄に入り自分たちの主人に会うのでした。竜傲一は会いに来た小芹から、町で竜竹幇の悪口が広まっていると聞かされるのでした。
そのころ。七眼は竜傲一を亡き者にするため。刺客を送り込もうとしていました。
第4話 馬子にも衣装
竜傲一と李清流は皇子を怪我させた罪で投獄されていました。
街では金糸を盗んだのは竜竹幇という噂が広まっていました。金糸がなくなり仕事を失った新絲路の職人は、竜竹幇のせいだと店に言いがかりをつけ乱闘騒ぎに発展しました。竜竹幇を辞めるものの出始めました。
牢獄には七眼が放った刺客が牢獄に侵入。蛇幇の刺客は牢番になりすまして竜傲一を殺害しようとしますが。李清流が助けます。刺客を返り討ちにしました。
やがて疑いがとけて李清流は釈放されることになりました。李清流は竜傲一も釈放するように懇願。竜傲一も釈放されました。
そのころ新絲路に李昭がやってきてあれこれと文句を言っていました。そこに李清流と竜傲一が店に到着。李清流が李昭の応対をします。竜傲一は二人のやりとりを見ていたのでしたが。やがて李昭は李清流に無理な注文をして・・・
第5話 住み込み始めます
杜長風（とちょうふう）の屋敷で宴会が開かれ。李昭、李清流や業界の偉い人たちが出席。竜傲一も美しい衣装を来て出席しました。
竜傲一は皆の前で舞を踊ることになってしまいました。でも妓楼育ちの竜傲一にとって踊るは難しいことではありません。その姿に見とれる李昭。見事に踊りきった竜傲一には褒美が与えられ。竜傲一は褒美を持ち帰って竜竹幇の仲間たちと分け合いました。
ところが竜傲一は呂爺から「養蚕農家が新絲路の裏口で大春を見かけた」とか。黒胖と瘦猴から「桟橋で大春が金糸を盗んだ」などの話を聞きました。
竜傲一には七眼が竜竹幇の縄張りを奪うつもりなのは分かっていました。そのためにも自分たちへの疑いを晴らさなければと思います。
竜傲一には犯人を探すため新絲路に向かいました。李青龍は怠け者は雇わない。と竜傲一を住み込みの労働者として採用。竜傲一はさっそく雑用をさせられます。
そのころ、銀城を調査中の李昭は、銀城には大きな税の抜け穴があると気づきました。
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