中国ドラマ「大明皇妃(だいみんこうひ) Empress of the Ming」のあらすじとネタバレを紹介します。
正統14年(1449年)。朱祁鎮(22)はすっかり大人になりました。
正統帝・朱祁鎮はお付きの宦官・王振(おうしん)がお気に入り。賄賂を取ったり裏取引をしていますが、正統帝はおかまいなし。
そのころ。太皇太后・張妍の弟・張克倹(ちょうこくけん)は宣大一帯の交易の管理者になり。好き勝手に略奪していました。
大明皇妃 の作品情報とキャスト
作品情報
原題:大明風華
英語:Ming Dynasty
製作:2019年中国
全62話
原作小説:「六朝紀事」
出版時に「大明皇妃 孫若微伝」に改題。
原作者:蓮靜竹衣(本名:李卓)
キャスト
孫若微(そんじゃくび):タン・ウェイ(湯唯)
胡善祥(こぜんしょう):ドン・ジアジア(鄧家佳)
徐浜(じょひん):チャオ・ジェンユー(喬振宇)
正統帝・朱祁鎮(しゅ・ちきん):チャン・イーシン(張芸興)
朱祁鈺(しゅ・きぎょく):リー・シンリャン(李昕亮)
エセン:パーサンジャブ(巴森)
チムグ:チューニーツーレン(曲尼次仁)
第46話 新たな戦いの始まり
北部では張克倹は部下を連れて略奪行為を繰り返していました。そのせいで明とオイラトは険悪になっていきます。
孫若微は正統帝・朱祁鎮を呼んで安易に戦いをしないように言い聞かせるのですが、正統帝は聞く耳を持ちません。
そんな中。略奪を繰り返す張克倹がエセンの娘・チムグに捕まりました。
将軍・陳文栄(ちんぶんえい)は、オイラトに使者を送って張克倹を解放するように要求。でも遊牧民の張克倹への恨みは強く、エセンは明と戦争になるのを覚悟して張克倹を処刑します。首を明に送りつけます。張克倹は遊牧民にリンチされ首をはねられました。
張克倹の死を知った正統帝・朱祁鎮はオイラトとの戦争を決断します。
第47話 深まる溝
弟を殺された太皇太后 張妍は悲しんで騒ぎ出し。正統帝・朱祁鎮も臣下を殺されたのだから戦うと言い出します。
正統帝・朱祁鎮に取り入る臣下たちも正統帝をなだめようとはせず。楊士奇たちにも手におえません。
正統帝は于謙の意見にも耳を貸さずに自分が正しいと主張。戦争に反対する于謙を杖刑にします。
正統帝が出陣する気満々で鎧を試着。すると孫若微がやってきてに今回の戦はするべきではないと反対されてしまいます。
正統帝の信頼を集める王振のもとには取り入ろうとする臣下が集まっていました。王振は彼らを使ってオイラトと戦を上奏するように頼みます。
太皇太后・張妍は自殺未遂をしたり祖廟の前で泣き騒いだりしました。張妍は付きそう孫若微に対して「陛下は若微が皇帝だと思ってる」と言います。それを聞いた若微はショックを受けるのでした。
第48話 オイラトへの親征
孫若微は正統帝・朱祁鎮を呼び出すと小言を言い始めます。孫若微は正統帝・朱祁鎮の本心を聞いてショックを受けるものの、正統帝がオイラトに遠征するのを認めました。
孫若微は風邪を引いて寝込んでしまいました。それでも孫若微は3人の楊閣老を呼び出して作戦をたてさせ息子の身を守らせることにしました。
ところが、それを知らない正統帝は王振にそそのかされて勝手に行程を決めてしまいます。王振は故郷の人々に自分が出世したのを見せたいのでした。
しかも民心を気にして田んぼを通らずあぜ道だけを通るように命令していました。
将軍の樊忠(はんちゅう)は、進軍が遅いのでオイラトの奇襲を受けると心配。
一方、オイラトは明の行動を把握。他の部族にも声をかけて兵を集めていました。
第49話 土木の変
明軍は雨で行軍を中断。正統帝・朱祁鎮は廃寺で雨宿りしていました。そこに将軍の樊忠が謁見を求めますが王振に邪魔されて会えません。
しかたなく太監に賄賂を渡して正統帝に会い、奇襲を受ける可能性があるので懐来城に戻るように言うと正統帝もようやく動くつもりになります。ところが孫若微からの書状が到着。それを呼んだ正統帝は激怒して樊忠たちを追い返してしまいます。
そのころ。兵が集まったオイラトは悪路をものともせず明軍へ奇襲をしかけます。樊忠や文栄たちは奮闘するが、50万の大軍は行列が長すぎて急な襲撃には対応できません。矢を受け瀕死の樊忠は王振を殺します。そしてオイラトと戦って討ち死にしました。
正統帝は包囲されエセンの娘・チムグに捕まってしまいます。
第50話 主なき都
正統帝・朱祁鎮(しゅきちん)はオイラトの捕虜になりました。
一方、明の宮殿では「軍が全滅、将軍も死亡、皇帝が捕らえられた」という報告が届きます。衝撃の内容に臣下達は王振の甥・王山に罪をなすりつけてリンチで殺害。
オイラト軍は長城を越え、北京に迫っていました。孫若微は北京の門を解放、民を逃します。そして皇族たちを南京に避難させ。北京に軍を集めて迎え撃つ準備を始めます。
10日後。
宮殿では会議が行われましたが、戦いを続けるか、和議を行うかで意見が分かれました。
圧倒的な敵軍に対し、明にはわずかな兵力しかなく、臣下たちは非戦派と主戦派に分裂してしまう。
徐有貞(じょゆうてい)は戦いを回避して南京へ遷都すべしと主張します。それに対して于謙(うけん)は首都・北京を死守して民を守るべきだと主張します。
かつてない困難に孫若微は苦悩します。
孫若微は楊士奇たちを集めて意見を聞きます。落城すれば数十万の民死ぬと言われ。孫若微は決断を迫られます。
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