中国ドラマ「海棠が色付く頃に」のあらすじとネタバレです。
読み方は「かいどうがいろづくころに」
中華民国 時代の江南(長江より南の地域)が舞台。
ヒロインの顧海棠(こ・かいどう)は抜群の技術を持つ美容師。
10年前に失踪した父を探すため、化粧品産業が栄える街・昆楊(こんよう:現在の河南省平頂山市)にやってきました。そこで顧海棠は、街一番の化粧品店・朗里春を経営する朗家の三男・朗月軒(ろう・げつけん)と出会います。
朗月軒の最初の印象は最悪。でも朗里春で働き始めた顧海棠は朗月軒の優しい素顔を知って彼に惹かれていきます。
やがて顧海棠(こ・かいどう)は朗月軒とともに頬紅(チーク)を全国ブランドにしようと奮闘しますが。
月軒の母親、兄嫁、義兄・・朗家の人々とはなかなかうまくいかず。
さらにはあることがきっかけで「父の失踪には朗家が関係しているかもしれない」と考えはじめたり。
朗家に“化粧鬼”と呼ばれる化け物が出て、離れに謎の住人がいるという噂を聞いたりと。
次々に苦労が襲いかかります。
はたして顧海棠は疾走した父を見つけられるのでしょうか?
そして朗月軒との恋の行方は?
キャスト
顧海棠(こ・かいどう):リー・イートン(李一桐)
朗月軒(ろう・げつけん):ダン・ルン(鄧倫)
朗月明(ろう・げつめい):イン・ハオミン(應昊茗)
龍莫嫿(りゅう・ばくかく):チャン・ヤージゥオ(張雅卓)
朗斯年(ろう・しねん):アレックス・フォン(方中信)
馮春言(ひょう・しゅんげん):カーマン・リー(李若彤)
原題:海棠経雨胭脂透
2019年、中国
全52話
5話以降はこちらをご覧ください↓
1話 成人礼披露会
出会いは最悪
雷の夜。怪我をした男が少年とともに森の中を逃げています。彼らをナイフを持った男たちが追いかけています。男は少年に物を渡し「生きろ」そして「物を娘の顧海棠に渡して急いで逃げるように」と言い残すと男は囮になって少年を逃しました・・・
10年後。
顧海棠は失踪した美容師の父を捜すため母や弟と昆楊にやってきました。
ところが泥棒にスーツケースを奪われます。泥棒はある店に逃げ込みました。あとをおいかけた顧海棠は泥棒を追い詰めますが店の物は壊れてしまいます。顧海棠は店を経営する朗月軒(ろう・げつけん)から壊したものを弁償しろと要求され険悪に。
結局、顧海棠は弁償金の代わりに仕事道具を取られてしまいました。
顧海棠は化粧品会社の面接に行くとそこにいたのは朗月軒でした。朗月軒はその場である条件をクリアすれば弁償を免除して道具も返すと言います。
顧海棠は朗月軒から昆楊の令嬢たちが集まる成人披露会に呼び出されました。
そこで昆楊の軍閥の司令官・龍徳水(りゅう・とくすい)の娘・龍莫嫿(りゅう・ばくかく)のメイクを引き受けることになりました。
そして成人披露会の会場に銃声が響き、朗斯年と施済周が襲われました。
2話 天敵との再会
父親失踪と朗家が関係あり?と疑い出す
披露会で刺客に命を狙われた朗(ろう)家の主人・朗斯年(ろうしねん)。息子の朗月軒(ろう・げつけん)はおかしいと感じて父にうちあけますが。朗斯年も商売敵の施済周(し・せいしゅう)の仕業だと気づいていました。
龍莫嫿(りゅう・ばくかく)は披露会で会った朗月軒が自分に気があると思って喜び。朗月軒をデートに誘います。朗月軒(ろうげつけん)は披露会で彼女を美しく変身させた化粧師を連れてくるならと条件をつけました。
顧海棠は龍莫嫿にさそわれてデートに付いていくことに。
朗月軒も施迪文を連れて来ました。
朗月軒は顧海棠に傲慢な態度でしつこく朗里春で働くように要求するので再びケンカになってしまいます。
施杭露の者が、朗里春の店先で店員の引き抜きをしていました。顧海棠は、それを追い払う全執事が脚を引きずっているのを見て、父を迎えに来た人も脚を引きずっていたのを思い出します。
3話 朗里春の工房
朗里春で働き始める顧海棠
弟・顧夏合(こ・かごう)は給料のいい施杭露で働きたいといいます。
でも顧海棠(こ・かいどう)は、弟を進学させるつもりでした。
顧海棠は朗里春には知りたい秘密があると思いました。弟の学費を稼ぐためにも朗里春の工房で働くことにしました。
朗里春の主・朗斯年(ろう・しねん)は35年ぶりに皇室御用達の品、鴻雁紅を復活させようと考えていました。
新しい物を作りたい朗月軒(ろう・げつけん)は最初は乗り気ではありません。でも製造には未婚女性しか関われないと聞き急に乗り気になります。
顧海棠は朗月軒のはからいで朗里春で働くことになりました。
一方、龍莫嫿(りゅう・ばくかく)と易蓉蓉(えき・ようよう)は犬猿の仲。
易蓉蓉は顧海棠の腕を見込んで専属化粧師になってもらいたいと言います。易蓉蓉は顧海棠の母を泥棒扱いした人物。
顧海棠がそれを断ると、易蓉蓉は怒って返ってしまいます。
顧海棠の弟・顧夏合(こ・かごう)は入学が決まりました。ところが主任教諭から入学を拒否されてしまいます。主任教諭は易蓉蓉の父親。易主任は娘・易蓉蓉の嘘を信じ込んだのでした。
4話 優しい素顔
朗家潜入のチャンスがやってくる
易蓉蓉(えき・ようよう)の嫌がらせで顧夏合(こ・かごう)が学校に入学できなくなって落ち込む顧海棠(こかいどう)。
仕事中も集中力が切れてとんでもない失敗をしてしまいます。
朗月軒(ろうげつけん)はそんな彼女を厳しく注意しましたが。事情を知って。易主任のもとを訪れ、顧夏合(こ・かごう)を再調査するよう説得します。その結果、易主任も顧夏合を気に入り入学が決まりました。
一方、朗(ろう)家の全執事は朗夫人(馮春言(ひょう・しゅんげん))に手を焼いていました。そこで馮春言の髪を梳く係に工房から陸凡真(りく・はんしん)を推薦。
ところが「朗家には化粧鬼が住み着いていて、郎家の若様は早死する」という噂を聞いて陸凡真(りく・はんしん)が怯えます。全執事に興味を持っている顧海棠は陸凡真の付添で朗家に行くことになりました。
「海棠が色付く頃に」感想
始まりましたね。「海棠が色付く頃に」。
「中華民国」が舞台といいながら「いつの時代よ?」と思うくらい画面が華やかで文明が進んでる。日本だと明治や大正時代はノスタルジックな雰囲気を出して少し古めかしく作ります。
中国では時代考証は無視してとにかく派手で豪華にするのが流行りなんでしょうね。王朝時代のドラマも想定される歴史よりも派手なのでドラマにもお国柄が出ているのでしょう。
でも見た目の華やかさや新しさとは裏腹に、そこに生きる人々の人間関係や習慣、ものの考え方は古いままの人も多いです。
あと政府や地方自治体ではなく軍閥が街で大きな顔をしているのもこの時代の特徴。
そういった見た目と中身のギャップを楽しむのも民国ドラマの特徴ですね。
父の失踪の真相を探っている顧海棠ですが、早くも手がかりをみつけたみたい。今後は朗里春が中心に物語が進むのでしょうね。
ライバル会社の施杭露の動きも気になります。
朗月軒も第一印象は最悪だけど実は有能で優しい男。という典型的なヒロインのお相手役。でも彼にも秘密があるようです。
今後は二人にどのような困難が襲いかかってどのように克服するのかかがポイントになりそうです。
「海棠が色付く頃に」5~8話のあらすじはこちら↓

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