中国ドラマ「コウラン伝・始皇帝の母」で主人公・ 李皓鑭(り こうらん)の妹が李岫玉(り しゅうぎょく)です。
ヒロイン 李皓鑭(り こうらん) のモデルは始皇帝の母・趙姫。でも趙姫の本名も両親もわかっていません。実在の趙姫に妹がいたかどうかもわかっていません。
なので李岫玉はドラマオリジナルの設定なんです。
李岫玉は架空の人物ですから人物紹介するとあらすじの紹介にもなってしまいます。ドラマのネタバレも含まれているのでご注意ください。
李岫玉(り しゅうぎょく)とはどんな人?
李岫玉(り しゅうぎょく)はヒロイン・李皓鑭(り こうらん)の妹ですが、母親は違います。
父は李赫(り かく)
趙の国で御史という役職についています。秘書官みたいなものです。
母は高敏(こう びん)。
高敏は名門の高家出身。母の兄は将軍の 高猛(こうもう) 、姉は孝成王の側室・高少妃(すでに故人)。
李赫の正妻だった王氏を実家の力を使って追い落として自分が正妻になりました。前妻・王氏の娘が主人公の李皓鑭です。
岫玉(しゅうぎょく)は王家に仕える高官の父と名門の母をもつお嬢様。
幼い頃は異母姉妹の李皓鑭とは仲良くしていました。
ところが岫玉は王子の趙蛟(ちょう こう)が好きになりました。趙蛟は趙の国王と高少妃の息子。岫玉にとってはいとこになります。
でも趙蛟は李皓鑭と恋仲になっていました。岫玉は嫉妬心から李皓鑭にライバル意識を持ちます。そして仲のよかった姉妹は敵になってしまったのです。
ドラマ「コウラン伝」の李岫玉(り しゅうぎょく)
ドラマでは母の高敏とともに李皓鑭を虐めたり、おとしいれたりします。皓鑭を家から追放することに成功した岫玉は念願の趙蛟と結婚します。
趙蛟は趙の王子です。でも王の跡継ぎには決まっていません。そこで名門の高家の援助をうけようと岫玉との結婚を選びました。
追い出したはずの皓鑭は生きて戻ってきましたが高敏が追い出しました。皓鑭は岫玉と趙蛟の結婚を知って失意のまま家を去ります。
皓鑭は得意の踊りをいかして舞姫になりました。踊りが認められた皓鑭は高官の屋敷や宮中に出入りするようになります。
そんな皓鑭に対しても岫玉は嫌がらせをします。でも趙蛟もまだ皓鑭への想いが残っています。皓鑭を虐めすぎて趙蛟とは何度か仲が悪くなることもあります。
趙蛟が岫玉と結婚したのはあくまでも母の実家の援助をうけるのが目的。岫玉のことは特別好きではなかったのです。趙蛟は嫌なことがあるたびに岫玉に八つ当たり。ときには岫玉が死にそうなほど虐待をうけます。趙蛟はほとんどDV夫です。
さすがの岫玉も落ち込んで不眠症になることもありました。そんなときは母の高敏が来て慰めてくれました。
でも岫玉は趙蛟のことが好きで趙蛟のためになろうとします。
李皓鑭と呂不韋の策略にはまってしまう
趙蛟は逃げた異人を捕まえようとしていました。皓鑭と呂不韋が秦の王子で趙の人質になっていた異人をにがそうとしていたのです。
趙蛟にたのまれた岫玉は異人を探します。すると芝居小屋からでてきた皓鑭を見つけ剣を突きつけました。すると異人も出てきました。
岫玉は皓鑭・異人・呂不韋を趙王のもとへ連れていきました。
ところが呂不韋の策略にはまって岫玉が浮気をしていたことにされてしまいます。呂不韋というのは歴史上でも策略家として知られています。ドラマでもぞんぶんにそのずる賢さが発揮されているのです。
岫玉としては、相手がわるかった。
岫玉にとっては濡れ衣でしたが、皓鑭・異人たちも呂不韋に味方したので趙王は信じてしまいます。
趙王の命令で岫玉の処刑が決まり、投獄されてしまいました。
岫玉の最期
あわてた趙蛟は趙王に岫玉の釈放をお願いします。でも趙王は聞き入れません。
皓鑭は妹の処刑を気の毒に想い牢を訪ねてきました。岫玉は助けてくれるように頼みましたが。皓鑭には断られました。
趙蛟は岫玉の好きな料理をもって岫玉の牢獄を訪ねました。しかし岫玉は毒でも入っているのではないかと疑います。岫玉は涙を流して趙蛟への想いを訴えます。ところが、まだ趙蛟の心の中には皓鑭がいました。
絶望した岫玉は牢の中で自害しました。
今までさんざん皓鑭に辛く当たってきたのでその報いといえばそれまでですが。趙蛟との結婚は幸せなものではなく、最期は気の毒な感じもします。
「コウラン伝」で李岫玉を演じるのは李春媛さん。
「瓔珞<エイラク>」では舒妃・納蘭淳雪を演じました。「コウラン伝」でもヒロインのいじわるなライバル役です。穏やかそうでいて実は意地悪な役はよく似合います。
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