猪爪直道(いのつめ なおみち)は NHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」の登場人物。
ヒロイン・ 猪爪 寅子の兄です。
演じるのは上川周作さん。
猪爪 寅子のモデルは日本初の女性弁護士・三淵嘉子。
ということは直道のモデルは三淵嘉子の兄でしょうか?
ドラマ「虎に翼」の 猪爪直道とモデルになった三淵嘉子の兄弟について紹介します。
ドラマ「虎に翼」の猪爪直道とは
名前:猪爪直道(いのつめ なおみち)
演:上川周作
寅子の兄。
猪爪の長男。
優しい性格ですが、思ったことをすぐに言うタイプ。「俺には分かる」が口ぐせ。でも本当に理解しているかどうかは謎。
寅子の親友・花江に一目惚れ。結婚します。
寅子と佐田優三が勝手に恋に落ちていると誤解しています。
直道のモデル・武藤一郎とは
三淵嘉子には兄はいない
猪爪寅子のモデルは三淵嘉子です。でも三淵嘉子には兄はいません。そのかわり弟が4人います。
ドラマでの描写は経歴などをみると猪爪直道のモデルになったのは三淵嘉子のすぐ下の弟・武藤一郎のようです。
モデルは武藤家の長男で嘉子の弟・武藤一郎
父は台湾銀行で働く武藤貞雄。東大法学部を卒業したエリート銀行マンです。
母は武藤ノブ。
武藤一郎は大正5年(1916年)父がシンガポールで赴任していたときに生まれました。
姉には三淵嘉子がいます。
大正5年(1916年)父がニューヨーク支店に異動。嘉子は生まれたばかりの弟・一郎とともに母・ノブの実家がある香川県丸亀市に引っ越ししました。
大正9年(1920年)父の単身赴任が終わり日本に戻ってきました。嘉子たち家族は東京の渋谷区に引っ越し。
小学校のとき関東大震災がありましたが、嘉子の家族は無事でした。
一郎は横浜高商を卒業。
姉の嘉子もしっかりものでしたが。一郎も姉ほどではないけど、男兄弟の中では一番しっかりした人。嘉子も一郎には一目置いて頼りにしていました。
でも一郎は自分は勉強のできる学力がありましたが、弟を大学に進学させるために就職を決意。日立に入社しました。
一郎は武藤家の長男だったので跡継ぎとして期待されていました。そのぶん責任感も強かったようで。弟たちを厳しくしつけていたようです。父や母が注意しないようなこと、例えば弟の靴の脱ぎ方が悪いと注意していました。
一番下の弟・泰夫とは年も離れていたせいもあって威厳のある存在に思われていたようです。そのぶん面倒見もよく、既に就職していた一郎は弟に小遣いを渡していました。
戦争で戦死
昭和16年(1941年)。太平洋戦争が始まりました。
一郎に召集令状がとどき出征。
昭和19年(1944年)。輸送船に載って沖縄に向かう途中、奄美初頭の徳之島近海で米軍の攻撃に会い船が沈没。一郎は戦死しました。
父・貞雄と母・ノブは一郎に武藤家の後継ぎとして期待していたので大変悲しみました。
昭和20年(1945年)。終戦。
昭和22年(1947年)。ノブは脳溢血で倒れ亡くなりました。その年。夫の貞雄も肝硬変で亡くなりました。
気になるの直道の最期
武藤一郎は嘉子の兄ではなく弟。でも姉ほどではないにしてもしっかり者。
一家の長男という立場やドラマの立場から考えても。直道のモデルは武藤一郎のようです。
でも武藤一郎は史実では戦死しています。
残念ながら、5月27日の放送で直道の戦死が伝えられました。
史実に近い展開になってしまいまいたが。
今後もあの明るい直道が見られなくなると思うと残念です。
コメント