NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」ではスズ子が出産のため入院。
その入院したのが村西医院。
その村西医院の院長と看護師の東がスズ子を出産までサポートします。
スズ子のモデルになった笠置シヅ子も愛する吉本頴右の子を身ごもり、東京の病院に入院しました。
そんなエピソードをモデルにしているようです。
ドラマの村西医院の院長と看護師の東の紹介と。笠置シヅ子の出産にまつわるエピソードを紹介します。
ドラマ「ブギウギ」の医者・村西とは
名前:村西(むらにし)
演:中川浩二(なかがわ こうぞう)
東京にある村西医院の医師。
舞台「ジャズカルメン」を控えたスズ子が妊娠の報告のために羽鳥家を訪問。そのとき羽鳥善一の妻・麻里から紹介されたのが西村医院。かつて麻里もこの病院で出産したことがあるので信頼できるといいます。
スズ子を診察した村西は村西医院の委員長。
村西はスズ子の大ファン。舞台に出たいというスズ子を医師としてサポートします。
演じるのは俳優の中川浩二(なかがわ こうぞう)さん。
大阪府出身。1967年生まれ。
「まいあがれ」「べっぴんさん」にも出演しています。
看護師・東とは
名前:東(あづま)
演:友近(ともちか)
東京にある村西医院の看護師。
ベテラン看護師長。
東もスズ子の大ファン。
妊娠しているスズ子の舞台稽古にも付き添います。
出産までスズ子をサポート。
演じるのはお笑いタレントの友近(ともちか)さん。
愛媛県出身。1973年生まれ。
朝ドラの「芋たこなんきん」「あさが来た」にも出演。
モデルは桜井医院の院長と看護師
1947年(昭和22年)。笠置シヅ子は吉本頴右(よしもと えいすけ)の子を身ごもりました。
頴右は肺結核が悪化。兵庫県西宮市の自宅に戻り療養生活に入りました。
シヅ子は妊娠中でも日劇で行われる主演の舞台「ジャズカルメン」に向けて稽古を続けていました。シヅ子は「ジャズカルメン」で引退するつもりでした。
マネージャーの山内が東京と関西を往復。頴右のお見舞いに行ったり、吉本せいとの連絡役を務めました。出産が近づいたシヅ子は芝区葦手町にある桜井医院に入院。ここで出産することになりました。
この桜井医院の桜井院長が、ドラマの村西院長。桜井医院でシヅ子を担当した看護師が東のモデルといえそうですね。
ところが1950年3月。療養中の頴右が死亡。
シヅ子は桜井医院の院長とマネージャーの山内から頴右の死を聞かされました。
頴右の死を聞かされたシヅ子は悲しみのあまり涙があふれ夜明けまで寝付けませんでした。やがていつの間にか眠りに入り、夢の中で頴右がラッパを吹き自分が歌っている夢を見たと言います。そして桜井院長の声で目が冷めました。
その後、吉本から使者の前田栄一がやってきて、男の子やったら頴造、女のこやったらヱイ子と名付けるのが頴右の遺言だと聞かされます。
シヅ子は初めての出産でしたが付き添ってくれる身内はいません。
5月28日。シヅ子は頴右の浴衣と丹前(たんぜん:防寒用の上着、どてらのこと)を病院の壁にかけました。
6月1日。シヅ子は陣痛がしました。そこで壁にかけてある浴衣を看護師に頼んで外してもらい、それを抱きしめて出産に望みました。浴衣を抱きしめていると彼の移り香がして一人でいる気がしなかったといいます。
そして元気な赤ん坊が誕生。名前は「ヱイ子」と名付けられました。
6月3日には服部良一の妻・服部万里子や吉本興行の社長・林正之助が、その後も吉本協業の常務・林弘高や服部良一がお見舞いに来ました。
こうして、愛する人を失いつつも孤独ななかで娘を出産した笠置シヅ子でしたが。そんな彼女を医療面で支えたのが桜井医院の院長とスタッフたちです。
ドラマの村西院長や看護師の東はそんな人達をモデルにしているのかもしれませんね。
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