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ブギウギ:黎錦光・夜来香を作曲した中国の作曲家とは?

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黎錦光(れい・きんこう)は NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」の登場人物で実在の人物。

演じるのは浩歌さん。

黎錦光は実在する中国の作曲家。李香蘭が歌い大ヒットした「夜来香」の作曲者です。

ブギウギの登場人物はほとんどが架空の人物名に置き換わっていますが。黎錦光は実名のまま登場しています。

ドラマ「ブギウギ」の黎錦光について紹介します。

目次

ドラマ「ブギウギ」の黎錦光(れい・きんこう)とは

作曲家 / 黎錦光(れい・きんこう)
中国人作曲家。
「夜来香」の作曲者。
上海にやってきた羽鳥善一と会って意気投合する。

演じるのは浩歌さん

黎錦光を演じるのは俳優の浩歌(ハオゴー)/矢野浩二(やの こうじ)さん。

大阪府東大阪市出身。1970年生まれ。
本名は矢野 浩司

日本生まれの日本人。
俳優養成所を出た後、1991年。森田健作に弟子入り。付き人をしながら矢野浩二の芸名で俳優活動をしていました。当時はエキストラや脇役での出演が多かったようですが。

ドラマの撮影で中国を訪れたのをきっかけに2001年から本格的に中国での活動を開始。その後は様々なドラマに出演。中国で最もよく知られた日本人俳優と呼ばれるようになりました。

2022年から中国での芸名を浩歌(ハオゴー)に改名。もともと中国で「浩哥(浩兄さん)」とよばれていたので、発音の同じ浩歌(ハオゴー)を芸名にしたそうです。2023年からは日本でも浩歌で活動すると発表しています。

黎錦光(れい・きんこう)

本名は錦顥

清朝末期の1907年12月30日生まれ。
湖南省湘潭市出身。
8人兄弟の7番目。

長兄は国学者の黎錦熙、次兄は中国では有名な作曲家の黎錦暉。

1916年に父とともに北京に移り1920年に上海に移りました。

その後、中国国民党の黄埔軍校(士官学校)に入隊。

1626年。蒋介石が指揮する中国国民党軍に参加。袁世凱の北京政府と戦いました(北伐)。

1927年。除隊して上海に行き黎錦暉のいる中華歌舞團に入団。その後は作曲家として活動。

黎錦光は曲を書くのが速くて、しかも質の高い曲を作りました。上海の各映画会社のために様々な曲を作りました。

代表曲に「満場飛」「夜来香」「香格里拉」などがあります。

中でも李香蘭が歌った「夜来香」は作曲家・服部良一に高く評価され、彼が歌詞を日本語に翻訳、日本でも流行しました。

 

第二次世界大戦後

1949年以降。黎錦光は上海のレコード会社で働き、戯曲や歌曲のレコードおよび音声テープの編集に携わり、2000曲以上を制作しました。

国が「中華民国」から「中華人民共和国」に変わった後も中国で作曲活動を続け、中国中央芭蕾舞団の交響楽団の初代首席指揮者を務めました。

ところが文化大革命中は弾圧を受けレコード工場のトイレの掃除係をやらされていました。さらに所蔵していたレコードや原稿などが破壊されて長い間音楽活動ができませんでした。

文化大革命後は作曲活動に復帰。

1993年に上海で亡くなりました。

 

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