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驪妃(りひ)51・52・53話(最終回)あらすじとネタバレ感想

驪妃(りひ)

中国時代劇「驪妃(りひ)-The Song of Glory-」のあらすじとネタバレ です。

いよいよ最終回です。

 

孫太妃の誕生会が開かれ竟陵王、彭城王、驪歌がやってきました。

孫太妃はこの日のために用意した特別な酒を出し陸婉は皆を楽しませるために何曲か演奏しました。

竟陵王は母と彭城王のわだかまりがなくなったかのようでほっとしました。

驪歌と竟陵王は外で音楽を聞き、彭城王は孫太妃に呼ばれて部屋に入っていきました。彭城王は頭が重くなりその場に倒れてしまいます。孫太妃は短刀を取り出すと彭城王に握らせ、悲鳴をあげて自分を突き刺しました。

驚いた竟陵王が部屋に駆けつけたとき、彼は彭城王が手にした短刀で刺された孫太妃の姿を見たのでした。

母を殺され怒りに燃える竟陵王は剣を抜いて彭城王を殺そうとするのですが驪歌に止められます。

 

目次

「驪妃(りひ)」情報

原題:錦繍南歌
英語:The Song of Glory
2019年、中国
全53話

主なキャスト

沈驪歌(しん・りか):李沁。 ヒロイン。朱雀盟の刺客。
劉義康(りゅう・ぎこう):秦昊。  彭城王。
劉義宣(りゅう・ぎせん):谷嘉誠 竟陵王。義康の異母弟。
陳少巽(ちん・しょうそん):蔡宜達  驪歌の刺客仲間。
沈夫人 :楊梓 沈驪歌の母。
謝韞之(しゃ・うんし):杜雨宸 彭城王の正室。
謝顥(しゃ・こう):李泰延  謝韞之の兄。
王勉(おう・べん):王槊
陸婉(りく・えん):田曦薇

 

第51話 最後の賭け

王勉は大臣を集め、彭城(ほうじょう)王が孫太妃を殺害したと発表。大臣達は驚きます。王勉は彭城王を投獄しました。

陳少巽(ちんしょうそん)は彭城王府の香炉に安神香があるのをみつけました。陳少巽は陸婉にお香のことを質問しますが、そのとき黒服の男が弩級を発射、陳少巽は刺客に襲われます。婉兒を守るため陳少巽は降伏しました。

竟陵(きょうりょう)王は孫太妃が彭城王にあてた手紙を発見。その手紙から彭城王が母に殺意を持っていたのではないかと思いショックを受け酒を飲んで荒れるのでした。

彭城王が投獄され、陳少巽は行方不明になり驪歌は犯人を探すことにしました。すると陳少巽を襲ったのはなくなったはずの朱雀盟だったこと。陸婉が陸遠の妹だったことがわかります。

陸婉は竟陵王を毒殺するように迫られていたのですが、陸婉は悩んだ末に・・・

 

第52話 朱雀盟の盟主

 

驪歌と彭城王は陸婉を罠にはめて。朱雀盟の盟主は王勉で、事件の黒幕だったことが明らかにしました。王勉はなぜ竟陵王が彭城王に協力するのか理解できませんでした。

王勉は王子衿を道連れに逃げました、驪歌があとを追います。王勉は棺桶の前に王子衿を連れていき、息子が死んだときに沈家への復讐を決意したと明かしました。王子衿は父が最愛の人を殺した事を知りショックを受けます。

陳少巽は救出されましたが毒がまわっていて、植物人間のような状態でしたが治療によって徐々に良くなっていきました。

王勉は処刑され、陸婉は投獄されました。

事件が解決し、沈楓と梅綺の結婚式も決まり、宮中も沈家も平和を取り戻したように思えました。

彭城王のもとに皇帝から勅命が届きます。皇帝から褒美がでると思って読んでみるとそこに書かれたあったのは意外な内容でした。

 

第53話 愛を囁く風鈴

 

彭城王は皇帝の勅命を読んでおどろき。あまりにものショックをうけて勅命を地面に落としてしまいました。

彭城王は急いで宮殿に向かいました。でも皇帝は全く会おうとしません。彭城王は雨の中、宮殿の外で跪きました。

ようやく宮中から戻った彭城王は疲れ切っていましたが、驪歌には知られたくなかったので何事もなかったかのように装いました。驪歌は彭城王が神香草の毒からまだ回復していないのではと思いました。

驪歌は小辛と三宝が愛し合っているのを見て二人を結婚させることにしました。

彭城王は皇帝に懇願しようとしますが、皇帝は依然として面会を拒否しています。 彭城王はなぜ頑なに驪歌を処刑しようとするのか理解できなませんでした。しかし廷尉から王勉がすべて自白したと聞かされました。

王勉はずっと朱雀盟を牛耳っていた人物で、沈将軍とその息子の死だけでなく、孫太后の死も計画しました。 王勉は宋の重鎮にもかかわらず皇帝を欺いて犯罪行為に手を染めました。だから皇帝が怒るのは当然です。それだけでなく皇帝は朱雀盟に関わった者すべてを排除すると決めたのでした。

彭城王は皇帝の決心は固くてもう変えられないと思いました。

驪歌には3ヶ月の猶予が与えられました。そこで彭城王は驪歌に二人きりで旅に出ようと言いい驪歌と一緒に荷物をまとめました。すると三宝がやってきて大臣たちが王宮の入り口を塞いで会いたがっていると告げました。

驪歌は荷物を整理しているときに勅命を見つけました。驪歌は彭城王が宋にとって必要な人物で彼の目指した新政は始まったばかりだと思いました。彼女は料理をいくつか作り酒を酌み交わしました。そして二人の思い出の場所に毎年、風鈴を吊るそうと約束。そして驪歌は一人で酒を飲み彭城王のもとからいなくなってしまいます。

3年後。沈楓と梅綺の間に子供が生まれました。すると彭城王が沈家にお祝いにやってきました。

彭城王は梨園を訪れました。そこには鈴がありました。それは驪歌と約束した風鈴でした。自分の風鈴を吊るす彭城王。

宋の政治を行う彭城王。

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その後。

人影のない梨園のテーブルに並んだ料理を一人で食べる彭城王「まずい」。すると「嫌なら食べるのをやめなさい」と声がします。彭城王が振り返るとそこにはブランコに乗る驪歌が。ブランコに乗る彼女を優しく見つめる彭城王。驪歌と彭城王は食卓を囲み乾杯。そして二人は風鈴を見ながら抱き合うのでした。

終わり。

 

「驪歌」にはいくつかのバージョンがあって。驪歌と彭城王が会う場面があるものとないものがあるようです。国内放送版はカットされています。

二人が会う場面があるバージョンでも、実際に会っているとも彭城王の妄想とも受け取れる演出です。そこは視聴者の受け取り方次第でしょうね。空想と現実の境目があいまいな中国ならではのドラマつくりかなとも思います。

 

私なりの解釈としては。

歴史上の彭城王は皇帝の代わりに政治を行った後、いろいろあって地方に異動。地方で処刑されました。彭城王そのものが悲劇の人物です。

ドラマの彭城王は政界を引退後。地方に移住して、いないことになっている驪歌とともに人知れず暮らした。という考えかたもできるかも。

シナリオを作った人には、現実には非業の死をとげた彭城王をパートナーとも一緒に生かしてあげたい。という想いがあるのかもしれません。

 

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