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2024年大河ドラマは紫式部を描いた「光る君」に決定!気になる主演・脚本家は?

大河ドラマ

2024年のNHK大河ドラマは「光る君」に決定。

主人公は平安時代の女性作家・紫式部です。

紫式部といえば「源氏物語」の作者として有名です。

でも物語の作者というだけで大河ドラマにするほどの内容はないのでは?と思うかもしれません。

ところが紫式部はけっこういろんなことを経験している人で。売れっ子作家というのは紫式部のごく一部にすぎません。

生家は公家ですがそれほど地位は高くありません。若くして夫と死別。一人で娘を育てたシングルマザー。シングルマザーが生活の足しにしたのが小説。宮中に就職してキャリアウーマンになりましたが。そこでは当然、いじめやライバルとの争い。上司は最高権力者。苦労して育てた娘は立派に成長しました。苦労と成功が一緒になっているのが紫式部の人生です。

現代人にも共感できる部分はあるのです。むしろ現代の日本人も平安時代の日本人も変わらない。とあらためておもえるのじゃないでしょうか。

そんな紫式部を主人公にした大河ドラマ「光る君」。

今回は紫式部がどんな人なのかの簡単な説明と、主演・脚本の方たちの紹介です。

目次

「光る君」の主人公になった紫式部ってどんな人?

紫式部といえば世界初の長編恋愛小説といわれる「源氏物語」の著者として有名。「源氏物語」は国語の教科書にも載ってる有名な作品。日本人なら授業で寝てない限りは誰でも知ってる作品です。

紫式部は平安時代に実在した女性ですが。本名はわかりません。

970年頃。藤原為時(ふじわらの ためとき)の長女として生まれ。
999年ごろ。藤原宣孝(ふじわらの のぶたか)と結婚。
1000年ごろ。娘の賢子(後の大弐三位)を出産。
ところがその後、夫が死去。
未亡人になった紫式部は苦労して娘を育てました。
このころ書き始めたのが「源氏物語」といわれます。
「源氏物語」は評判になりました。
「源氏物語」の評判をききつけた藤原道長が娘の中宮彰子の家庭教師として紫式部を採用。
「源氏物語」の愛読者だった一条天皇を中宮彰子のもとに通わせるための道長の作戦だったといわれます。とにかく紫式部は宮中で働くことになりました。

亡くなった年は不明ですが、1019年ごろまでは生きていたようです。

娘の賢子はやがて後冷泉天皇の乳母になり。宮中の女官でナンバー2の地位につきます。「大弐三位」と呼ばれます。母親同様に非常に頭のいい女性だったといわれます。

紫式部は源氏物語の作者としては知られていますが、それだけの人ではありません。

夫が若くして死亡。シングルマザーで娘を育てました。
紫式部の実家は藤原一族とはいっても道長の家系とは違う下っ端の公家です。夫も父も祖父も死亡して紫式部は苦労して娘を育てました。そんな苦労を紛らわせるために書いたのが源氏物語の始まりと言われます。

苦労の末、人気作家になって宮中で働くことになったものの。宮中では人気を妬まれて女官たちからいじめをうけたりしました。でも紫式部は機転をきかせて女官たちとうまくやっていく方法をみつけて、

当時の宮中には歌人の和泉式部たちもいて女性たちが自分たちの能力を発揮して活躍できた時代。

ライバルとされる清少納言は紫式部が宮中に入った頃にはすでに引退していて。直接職場で会うことはありません。でも紫式部は清少納言に強いライバル意識を持っていました。清少納言は毒舌エッセイストだったので「枕草子」の中で清少納言の夫をこき下ろしています。そのため紫式部は清少納言は嫌いだったようです。日記の中で批判していました。

紫式部と藤原道長といえば「紫式部は藤原道長の愛人だったのではないか?」という説もでるほど親しい関係。実際には愛人だったかどうかはわかりません。藤原道長が紫式部を採用したのは事実ですし。紫式部が道長の誘いを断ったことがあるのは確かです。そこからいろいろ想像はできます。

大河ドラマでも道長との「身分違いの恋」を描きたいようです。ドラマとしては色恋沙汰にしてしまったほうが面白いですよね。

他にも道長の生きた時代には陰陽師の安倍晴明もいて、一条天皇に仕えていました。もしかすると陰陽師の出番もあるかも。紫式部が宮中に入るか入らないかの時期に安倍晴明が亡くなっているので、直接会うことはなかったかもしれませんが。同時代の京都で生きていたのは事実ですし清明の息子が道長に仕えているので、紫式部と陰陽師のやりとりもあったかもしれません。

私達が知らないだけで意外とネタには困らないのが紫式部の生きた時代なんですね。

そういった様々な人達の人間ドラマも大河ドラマで描かれると面白いですね。

主演は?

紫式部を演じるのは吉高由里子さん。

吉高由里子さんは、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」でヒロインを演じました。大河ドラマは初挑戦。

吉高由里子さんは時代劇に挑戦したかったようで。馬にも乗りたいそうです。さすがに紫式部が馬に乗る場面は考えられませんけど。吉高由里子さんは希望しているようなのでどこかでそんな場面があるかもしれません。

脚本は?

「光る君」の脚本は大石静さん。

連続テレビ小説「ふたりっ子」。民法の「セカンドバージン」などヒット作を連発する人気脚本家。

大河ドラマは2006年の「功名が辻」以来になる2度めです。
「功名が辻」は戦国武将・山内一豊の妻・千代の物語。山内一豊は土佐藩の初代投手になった人物です。その彼を支えた千代が主人公のドラマでした。「功名が辻」は司馬遼太郎の原作小説があるドラマ。でもドラマは脚本の善し悪しによって出来も変わってくるので脚本家は大事ですよね。

朝ドラの視聴率がいいからといって同じ脚本家が大河ドラマを書いても成功するとは限らないのが難しいところ。

でも大石さんがてがけた「功名が辻」は評判が良かったのでその点は心配なさそうですね。

紫式部はわからないことも多い人物ですが。そのぶん想像をふくらませる部分も大きいので。大石さんの創造した紫式部がどの様になるのか楽しみです。

 

「光る君」は2024年の1月から放送予定です。

 

 

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