NHKの2023年朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」では槙野万太郎と寿恵子の間に何人かの子供が生まれます。
万太郎のモデルになった牧野富太郎・寿衛子夫妻にもたくさんの子供がいました。
ドラマの万太郎たちの子供と。
モデルになった牧野富太郎の子どもたちについて紹介します。
牧野富太郎・寿衛子夫妻の子どもたち
牧野富太郎と寿衛子には13人の子供が生まれたと自叙伝には書かれています。たいへんな子沢山です。でも幼いころに他界した子供も多く。成人したのは6人でした。当時は子供の死亡率も高かった時代。子供が生まれても無事成長できるとは限らなかったのです。
牧野富太郎は有名人ですが子どもたちは世間で有名なることのない一般人なのであまり情報がありませんが。名前が知られている人たちを紹介します。
園子
富太郎の長女。
牧野富太郎が矢田部教授によって東大を追放された後。高知に戻っているときに病気のため5歳で他界。
香代
育った子供の中では長女。
鶴代
生年:1898年5月12日
没年:1974年5月12日
弁護士・社会主義運動家の額賀二郎と結婚。しかし結婚生活はうまくいかずに離婚。子供をつれて実家に戻ります。その後は母とともに父の研究を助けました。母の死亡後は父の面倒をみて研究も助けました。
父の想い出を書いた記事もいくつか発表しています。
牧野記念庭園記念館の学芸員 牧野一浡 氏は鶴代の子孫。
春世
成人した子供の中では長男。
百世
育った子供の中では次男
勝世
育った子供の中では三男
己代
育った子供の中では三女。
玉代
生年:1910年9月10日
没年:1995年3月21日
川村女学院卒。
五交商事、日本造型各元会長・岩佐喜七と結婚。
園子死後の子どもたちには「世」「代」の文字が使われています。
子孫が何代も続くという意味の漢語「世世代代」からとったのでしょう。牧野富太郎は漢文の教養もあるので、子どもたちが長生きして孫の代まで続くようにという想いが込められているようです。
ドラマ「らんまん」万太郎たちの子供
ドラマ「らんまん」では槙野万太郎・寿恵子夫妻には5人の子供がいます。
園子(そのこ)
一番目の子供。
長女・幼いころ病気で死亡。
モデルは5歳で他界した長女・園子。
千歳(ちとせ)
次女・園子の死後生まれた子供。
「鶴は千年、亀は万年」のことわざがあるように。園子が短命だったのでとにかく長生きできるようにとの願いを込められて名付けられました。
成人後は遠藤さくら(乃木坂46)さんが演じます。
母親に似たしっかり者。
後に山本虎徹と結婚。
直接のモデルはいなさそうですが、香代に近い立場です。
百喜(ももき)
長男。3番めの子供。
成人後は松岡広大が演じます。
役所に勤める公務員。父親にて頭がよい。
自らは堅実な人生を歩みますが、常人とは違う奔放な父親を理解、どこか憧れています。
立場的には「百世」がモデルのようです。
大喜(たいき)
次男・4番目の子供。
立場的には「勝世」がモデルのようです。
園子と千鶴以外の子供についてはプライベートなことなので詳しいことはほとんど分かっていません。千歳・百喜・大喜はドラマオリジナルのようです。
千鶴(ちづる)
三女。5番目の子供。
劇中では富太郎・寿衛子夫妻の末っ子。
成人後は 本田望結 さんが演じます。
晩年の夫妻を支えます。
「鶴代」がモデル。
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