NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」の登場人物・キャストを紹介します。
実在した植物学者・牧野富太郎(まきの とみたろう)をモデルに大幅に脚色したドラマオリジナルのストーリー。
幕末から明治・大正・昭和と、大きく世の中が変わる中で生きた人たちの物語です。
主人公の槙野万太郎(演:神木隆之介)は土佐(高知県)の裕福な酒蔵・峰屋の息子。でも家業には興味がなく植物の世界に惹かれていきます。やがて東京に出た万太郎は植物研究に夢中。
一方、東京の和菓子屋の娘・寿恵子(演:浜辺美波)は万太郎と運命的な出会いをしました。そして万太郎と寿恵子は結婚。
ところが万太郎は研究にお金をつぎ込み槙野家の家計は危機的状況に。寿恵子はあの手この手で家計をやりくり。二人で夢を共有して貧しくても明るく生きてゆきます。
やがて万太郎は日本を代表する植物学者となります。
らんまん 番組情報
タイトル:らんまん
2023年度前半期
NHK朝の連続テレビ小説
全26週(130回)の予定
原作:なし
脚本:長田育恵
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
主要人物キャスト
槙野 万太郎(まきの まんたろう)
演:神木 隆之介
裕福な商家の一人息子。幼い頃から体が弱く周囲からも冷たい目で見られていましたが。植物が大好きになり才能が開花。毎日植物を求めて野山を歩き丈夫な体に成長します。武士の子に混じって私塾に入り優秀な成績をおさめ。小学校に入りますが馴染めず退学。独学で植物の研究を初めます。
やがて家業よりも植物学の道に進むことを決意。東京大学の植物学教室に入りますが万太郎の前には様々な困難が・・
のちに「日本の植物学の父」と言われるようになります。
・牧野富太郎の詳しい説明はこちら。
(日本史専門の姉妹サイトにジャンプします)
西村 寿恵子(にしむら すえこ)
演:浜辺 美波
東京の下町にある菓子屋の娘。父はすでに他界、母や職人とともに店を営んでいます。ふとしたことから万太郎と運命的な出会い。後に結婚。万太郎のしようとしていることの価値を認め。金銭感覚にズボラで植物研究に金をつぎ込む夫のせいで家計はたいへんな事になっていますが。それでも様々な方法でやりくり。そして寿恵子にも意外な才能があり家族を救うことに。
竹雄(たけお)
演:志尊 淳
土佐の酒蔵・峰屋の番頭の息子。タキから万太郎のお目付け役を指示されます。店の仕事をしようとしない万太郎に苦言を言ったりしますが、万太郎を理解して支え続けます。実は綾のことが好きですが立場上、想いを伝えられずにいます。
槙野 綾(まきの あや)
演:佐久間 由衣
万太郎の姉となっていますが生い立ちは少し複雑。気の強いしっかり者。酒造りに興味を持ち、酒造りをしたいと思っていますが女だからという理由でなかなかできずにいます。それだけに万太郎が羨ましく思うこともありますが、自分のやりたい道を進む弟の万太郎を応援しています。
槙野家・峰屋の人々
土佐国佐竹村(高知県高岡郡佐竹)にある老舗の酒蔵を経営する槙野家とそこで働く人々。
槙野 タキ(まきの たき)
演:松坂 慶子
万太郎の祖母。夫・息子はコレラで他界。
残された孫の万太郎を厳しくときには優しく育てます。
当主のいない峰屋を仕切る経営者。
典型的な はちきん(はっきりした性格で曲がったことが許せない女性の意味)
槙野 ヒサ(まきの ひさ)
演:広末 涼子
万太郎の母。夫はすでに他界。
病弱でドラマが始まったときにはすでに療養中。一人息子の万太郎を誰よりも愛しています。病の床にあっても子供の前では笑顔を絶やしません。
市蔵(いちぞう)
演:小松利昌
峰屋の頼れる番頭。竹雄の父。妻は女中頭のふじ。
ふじ
演:石村みか
峰屋や槙野家を支える女中頭。市蔵の妻。竹雄の母。
寅松(とらまつ)
演:嶋尾康史
峰屋の杜氏。酒作りの最高責任者。
幸吉(こうきち)
演:笠松 将
峰屋で働く蔵人(くらびと:杜氏の指示のもと実際に酒作りを行う労働者)。一年中、峰屋で働いているわけではなく。農閑期の秋から春にかけて農村から峰屋に酒造りに来ます。普段は農作業をしています。
たま
演:中村 里帆
峰屋で働く女中。万太郎が幼いころからいます。働き者です。
土佐・高知の人々
土佐国から高知県へ変わったころ。武士の時代を変えようとする人。明治の世になって自由を求めて活躍する人たちが出てきます。
池田 蘭光(いけだ らんこう)
演:寺脇 康文
私塾・名教館の学頭。有名な学者ですが大の酒好き。幼いころの万太郎に学問の大切さを教えた人物。
早川逸馬(はやかわ・いつま)
演:宮野真守
自由民権運動家。政治結社「声明社」のリーダー。万太郎を気に入って運動に誘います。万太郎とジョン万次郎を引き合わせます。万太郎と中濱万次郎を引き合わせます。
楠野 喜江(くすのきえ)
演:島崎 和歌子
通称:民権ばあさん。自由民権運動の運動家。声明社を支援しています。
中濱万次郎(なかはま・まんじろう)
演:宇崎竜童
通称:ジョン・マン。もと土佐の漁師。14歳のとき漂流してアメリカ船に助けられアメリカで育ちました。自由の大切さを万太郎に話します。
・中濱万次郎(ジョン万次郎)の詳しい説明はこちら。
(日本史専門の姉妹サイトにジャンプします)
天狗(坂本龍馬)
演:ディーン・フジオカ
幼い万太郎が裏山で出会った「天狗」を名乗る人物。自分の体の弱さを嘆く万太郎を勇気づけます。時期的には土佐から船で大坂に向かう直前の坂本龍馬と思われます。この後、大政奉還が行われました。
歴史上は牧野富太郎が生まれた年に坂本龍馬が脱藩しています。
十徳長屋の住人
江口 りん(えぐち りん)
演:安藤 玉恵
十徳長屋の差配人。
倉木 隼人(くらき はやと)
演:大東 駿介
元彰義隊(しょうぎたい)の隊士。上野戦争の生き残り。
倉木えい(くらき えい)
演:成海 璃子
倉木隼人の妻。
堀井 丈之助(ほりい じょうのすけ)
演:山脇 辰哉
東大の落第生。
牛久亭 九兵衛(うしくてい きゅうべえ)
演:住田 隆
噺家。
宇佐美 ゆう(うさみ ゆう)
演:山谷 花純
小料理屋の女中。
及川福治(おいかわ ふくじ)
演:池田 鉄洋
棒手振り。
寿恵子の家族と白梅堂の人々
西村まつ(にしむら まつ)
演:牧瀬 里穂
寿恵子の母。東京の根津で和菓子屋「白梅堂」を営んでいます。
元柳橋の有名芸者。彦根藩士に見初められて寿恵子を出産。寿恵子には自分と違う人生を歩んでほしいと思っています。
笠崎みえ(かささき みえ)
演:宮澤 エマ
寿恵子の叔母。まつの妹。新橋で料理屋の女将をしています。時代の流れに敏感で新政府の役人と懇意にしています。寿恵子に良い縁談がくるように世話を焼いています。
阿部文太(あべ ぶんた)
演:池内 万作
白梅堂の菓子職人。
東大の人々
田邊彰久(たなべ あきひさ)
演:要 潤
東京大学植物学教室の教授。万太郎に大きな影響を与えます。
徳永政市(とくなが せいいち)
演:田中 哲司
東京大学植物学教室の助教授。
大窪 昭三郎(おおくぼ しょうざぶろう)
演:今野 浩喜
東京大学植物学教室の講師。
波多野 泰久(はたの やすひさ)
演:前原 滉
東京大学 植物学科2年生。
藤丸 次郎(ふじまる じろう)
演:前原 瑞樹
東京大学 植物学科2年生。
東京の人々
広瀬佑一郎(ひろせ ゆういち)
演:中村 蒼
名教館時代に万太郎と一緒に学んだ学友。北海道で土木工学を学んだ後。工部省で働いています。今は鉄道関係の仕事をしています。
野田基善(のだ もととし)
演:田辺 誠一
東京の博物館で働く植物学者。若いころの万太郎が憧れる植物学者。上京した万太郎と会い、東京大学への紹介状を書きます。
里中芳生(たなか よしお)
演:いとうせいこう
若いころの万太郎が憧れる植物学者。万太郎が少年時代に見た植物図の絵を描いたひとり。
大畑義平(おおはた ぎへい)
演:奥田 瑛二
大畑印刷所の工場主。万太郎に印刷技術を教えます。
大畑イチ(おおはた いち)
演:鶴田 真由
大畑義平の妻。
高藤 雅修(たかとう まさなり)
演:伊礼 彼方
元薩摩藩の実業家。
クララ・ローレンス
演:アナンダ・ジェイコブズ
音楽・ダンスの先生
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