中国ドラマ「大明皇妃(だいみんこうひ) Empress of the Ming」のあらすじとネタバレを紹介します。
太上帝・朱祁鎮釈放のための交渉はうまくいかず、再び明とオイラトの戦いが始まります。息子を心配する孫若微は皇帝を批判。戦いが終わった後も朱祁鎮はオイラトに囚われたまま。
宮中では胡善祥は孫を次の皇帝にする気満々。孫若微はそれが気に入りません。
交渉も行き詰まりやがて徐浜は景泰帝に直訴。オイラトに行って朱祁鎮のそばで仕えたいと言うのでした。
大明皇妃 の作品情報とキャスト
作品情報
原題:大明風華
英語:Ming Dynasty
製作:2019年中国
全62話
原作小説:「六朝紀事」
出版時に「大明皇妃 孫若微伝」に改題。
原作者:蓮靜竹衣(本名:李卓)
キャスト
孫若微(そんじゃくび):タン・ウェイ(湯唯)
胡善祥(こぜんしょう):ドン・ジアジア(鄧家佳)
徐浜(じょひん):チャオ・ジェンユー(喬振宇)
正統帝・朱祁鎮(しゅ・ちきん):チャン・イーシン(張芸興)
朱祁鈺(しゅ・きぎょく):リー・シンリャン(李昕亮)
エセン:パーサンジャブ(巴森)
チムグ:チューニーツーレン(曲尼次仁)
第56話 明かされた事実
オイラトにやってきた徐浜は朱祁鎮に仕え。様々な話を聞かせていました。朱祁鎮は君主の心構えを教えられ徐浜を「先生」とよんでいました。
太監の喜寧はオイラトに寝返りエセンによからぬことを吹き込んでいます。朱祁鎮を殺せば明の朝廷が荒れるはずというのです。名誉を大切にするバヤン・テムルはそれに反対。
でもエセンは朱祁鎮を呼び出して縛り付けました。それを知った徐浜が朱祁鎮を逃がそうとします。さらにそこにチムグがやってきてエセンを説得。エセンは諦めます。
月日は流れ、朱祁鎮とチムグの間には子供の朱見深が生まれました。朱祁鎮は徐浜から春には北京に帰れそうだと聞きますが。あまりうれしくありません。
明の朝廷では、朱祁鈺は自分の子を皇太子にしたいと思っているのですが。立太子をすれば太上皇の帰りを望んでいないことになる。と于謙から言われて焦っていました。
立太子を巡って皇后は孫若微に助けを求めてきますが、孫若微は未だに捕虜の朱祁鎮がきになって皇后の願いは断ります。
そして皇后は重要な秘密を漏らしてしまいます。朱祁鎮の釈放のため、オイラトに送るはずだった金品を燃やしているというのです。驚く孫若微。
一方。朱祁鈺は役人から前の皇帝・朱祁鎮から禅譲(ぜんじょう)されないと正式な皇帝になれず、立太子もできないと言われ。怒り出し役人を杖刑にしてしまいます。
第57話 禅譲の詔
オイラトでは吹雪が続いていました。生きる気力を失っていた朱祁鎮は雪の降る草原で寝ています。慌てた徐浜は朱祁鎮をテントに運んで体を温め厳しく叱って、朱祁鎮をふるいたたせます。
すると喜寧がやってきてエセンが北京に使者を送って明と和睦すると聞かされます。徐浜は喜寧に使者団に同行したいと言いますが断られます。そこでチムグに頼んでエセンを説得してもらうことにしました。
チムグはエセンの説得に成功。朱祁鎮と徐浜はバヤン・テムルに宣化城に密書を届けて欲しいと頼みます。
やがてオイラトの使節団が宣化城にやってきました。その中には徐浜もいます。そして使節団が宣化城に入ると城門が閉じられ、徐浜は喜寧を殺害しました。こうして朱祁鎮の帰還の邪魔者がいなくなり。使節一行は北京に入りました。
徐浜は景泰帝・朱祁鈺に謁見。交渉を行い、朱祁鎮の帰還を認めさせます。
第58話 宮中の惨事
景泰帝・朱祁鈺の息子・朱見濟が皇太子になりました。
ところが立太子を祝う宴になかなか皇后と皇太子はなかなか姿をみせません。宦官が様子を見に行ったところ、毒を飲んで自害しているのが見つかります。
ショックを受ける朱祁鈺。胡善祥もかけつけます。朱祁鈺と胡善祥は言い争いになり、朱祁鈺は胡善祥を突き飛ばします。
星の観測を任され面白くない徐有貞は深夜、屋根で大声を出して騒いでいました。すると九門都督府に連行されますが、そこで石亨と会います。そこに曹吉祥がやって来て、皇后と皇太子が死んだことを伝えます。予言があたったとおどろく石亨。そして石亨たちは意気投合します。
そのころ。孫若微は私財を集めて徐浜に渡しエセンと交渉するように頼むのでした。朱祁鎮が帰ればオイラトに攻めてくるのではないかと心配しますが。朱祁鎮は永遠の和平を約束。エセンは朱祁鎮の帰還を認めました。
第59話 再会
朱祁鎮はついに北京に戻ってきました。チムグと子供も一緒です。
孫若微と朱祁鎮は久しぶりに会って涙を流します。チムグと子供も孫若微に会いました。孫の誕生に喜ぶ孫若微。
朱祁鎮は、再び皇帝なるつもりはないことを皆の前で宣言します。でも景泰帝・朱祁鈺は信じることができません。
太上皇帝の朱祁鎮はチムグや子供と一緒に廃屋のような南宮に住むことになりました。軟禁状態になり外に出ることはできません。
孫若微と朱祁鎮たちは南宮で宴をひらきます。景泰帝・朱祁鈺は興安に様子を見に行かせました。
宴のあと。興安から報告を聞いた景泰帝は不安になります。
興安は金英を誘拐して拷問にかけ。「太上皇帝から小刀を渡され皇帝の暗殺を命じられた」と嘘の供述書を作成します。皇帝暗殺の疑いをかけられた朱祁鎮はショックを受けます。石亨の提案で金英は嘘の自白をした罪で処刑されるのでした。
傷心の朱祁鎮は石亨に金を借りて金英の墓を作ることに。
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